For Students and Guardians
調査に出る前に、
一度、読ませてください。
調査票、依頼文、同意説明文、データの扱い。 実施の前に第三者が読み、どこをどう直すかまで書いてお返しします。
指摘のひとつずつに、書き直した文を添えます。受け取った方が、そのまま直して出せる形にしてお返しします。
調査を行う本人が18歳未満の場合、お申し込みは保護者の方(親権者その他の法定代理人)からお願いします。 保護者が知らないうちに、未成年の方が市民を対象に調査を行う状態そのものを、 止めるべきものと考えているためです。 18歳以上の方は、ご本人からお申し込みいただけます。代金を保護者の方がお支払いになることは、どちらの場合も差し支えありません。
What you get
返ってくるのは、この形です
指摘だけを返して修正案を書かないレビューは、高校生と保護者にとって使えません。指摘のひとつずつに、そのまま使える直し方を添えます。
出された調査票
設問1「学年を選んでください」/設問2「所属する部活動を選んでください」/ 設問3「通学時間を教えてください」/設問12「成績は学年で上位何割くらいですか」
指摘
学年、部活動、通学時間の3つを組み合わせると、回答者を1人に絞り込める場合があります。 そこに成績の回答が紐づきます。
なぜ問題か
小規模な部活動では、学年と部活動だけで候補が数人になります。 回答者は「匿名だ」と思って正直に答えますが、集計表を見た人には誰の回答か分かってしまいます。
どう直すか
部活動は「運動部/文化部/所属なし」の3択に丸めてください。 通学時間の設問は、テーマ上どうしても必要かを再検討してください。 必要なら「30分未満/30分以上」の2択にします。 成績の設問は削除するか、答えなくても送信できるようにしてください。
判定は3区分(指摘なし/要修正/重大な懸念)。 指摘には根拠になった vε の条を添えます。この例は第8条と第4条です。
この例は実案件ではありません。想定される典型例を、こちらで作ったものです。
What we look for
たとえば、こんな見落としを見つけます
どれも、実際に起きるものです。 調査を出したあとに気づいても、もう回収できません。
- 誰の回答か、分かってしまう
- 学年と部活動と通学時間。3つを組み合わせると、小さな部活では回答者が1人に絞り込めます。本人は匿名だと思って正直に答えています。
- 答えたくない質問から、逃げられない
- すべて必須回答にすると、途中でやめる道が消えます。同意欄にチェックがあっても、実際には答えるほかない形になります。
- 録音を、いつ消すか伝えていない
- 「録音させてください」だけでは足りません。いつまで保管していつ消すのか、あとから取り消せるのか。そこが示されないまま、相手は断りにくいまま応じることになります。
- 自由記述に、他人の名前が書かれる
- 「困っていることを書いてください」と尋ねると、友人や先生の実名が書かれます。書いた本人にとっても、名前を書かれた人にとっても、あとで人間関係の問題になります。
- まとめて発表しても、誰のことか分かる
- 校内に4人しかいない属性で集計して発表すると、周囲には誰の回答か分かります。本人の同意を得ていても、人数が少ないと、まとめること自体が個人の特定につながります。
- 調べる本人が、途中でやめられない
- 上の5つは、答えてくださる方に起きることです。調べる側にも起きます。同級生に聞き取りをする計画は、本人の人間関係を使って成り立っています。重い話を聞いてしまったとき、手に負えなくなったとき、途中でやめる手立てがあるか。そこも読みます。
読んで返すのは、調査を止めるためではありません。この方法なら成り立つ、というところまで書きます。 規制のための道具ではなく、教育的な対話のための道具だと考えています。 何をどう考えて決めたのかを、あとから自分の言葉で話せるようになることが目的です。
With and without
レビューを受けた場合と、受けなかった場合
調査を出す前から、発表のあとまで。調査を行う本人と、保護者の方に何が起きるかを並べました。 多くの調査は、直せばそのまま実施できます。
表の最後の行に書いたことが、このサービスのいちばん大きな値打ちだと考えています。 直された理由を読むことが、そのまま学びになります。
Scope
受け付けるもの
小学生から高校生までの探究学習者が、人を対象として行う調査の計画です。
中心は高校の探究学習ですが、中学校の総合的な学習の時間や、小学校の自由研究でも受け付けます。人に何かを聞けば相手に負担が生じることは、聞く側の年齢では変わりません。
何を見て、どう区分するかは 判定基準 に全文を載せています。
- 調査の方法
- Web アンケート、質問紙、インタビュー、観察、既存の公開データの二次利用
- レビューする文書
- 研究計画、調査票(設問文と選択肢)、依頼文と募集文、同意説明文、データ管理の方針
- 調査を行う方
- 小学生から高校生まで。高等専門学校や高等専修学校の在学者、同じ年代で学校に在籍していない方も含みます
- お申し込みになる方
- 調査を行う方が18歳未満の場合は、保護者(親権者その他の法定代理人)。 18歳以上の場合はご本人です。契約者がどちらであっても、代金を保護者の方がお支払いになることは差し支えありません。
- 授業の課題でも受けます
- 探究の授業課題として、個人がテーマを選び、個人の名義で校外の相手に調査を行う場合は、 こちらで受け付けます。授業時間内に行われたかどうかは判定に用いません。
Out of scope
受け付けないもの
受け付けないことは、その研究に倫理的な問題があると判断したことを意味しません。この枠組みでは判断しないという意味です。 結果をお返しする文面でも、この区別を明示します。
- 大学や病院の倫理審査委員会が扱うもの
- 体に何かをする調査(採血、薬や食品を口にしてもらう、強い運動をしてもらうなど)。 人をグループに分けて、片方だけ条件を変えて違いを見る調査。 病気や治療を扱う調査。いずれも、大学や病院の倫理審査委員会が扱う領域です。
- 学校や塾が組織として行う調査
- 学校・塾が契約者となるもの、依頼文や同意説明文に学校名を調査の主体として記載するもの、 学校が持つ名簿を対象者の抽出に用いるもの。 この3点のどれかに当たれば、学校・塾向けで扱います。
- 既に実施が始まっているもの
- 事前レビューとしては受け付けません。 ただし実施後のご相談は受け付けます(次の節)。
- 保護者と契約できない、学校の外での自主的な探究
- 費用を払えないだけの場合は、保護者を契約主体としたまま減免で扱います。 同意そのものが取れない場合は、学校を主体とする学校・塾向けとしてご案内します。 学校にも所属せず、保護者の同意そのものが取れない場合は、契約を伴わない無償のテンプレートでお受けします。人が読んでお返しする部分は届きませんが、門は閉じません。
- 日本語以外で書かれた計画
- レビューの体制が対応していません。当面は受け付けません
次のご要望にも、お応えできません。どれも近いところにありますが、別の仕事です。
- 文章の校正だけしてほしい
- 日本語の整え方だけを見る仕事はしていません。読むのは、相手に生じる負担と、その説明がついているかです。結果として文面の直しは付きますが、そこが目的ではありません
- 法的に問題ないという判断がほしい
- 書くのは事実と、負担についての評価までです。法的な評価は書きません。個人情報保護法や著作権の判断が要る場合は、弁護士にご相談ください
- 実施済みの調査を、事前レビュー扱いにしてほしい
- 記録には「事後点検」と書かれ、照会したときも種別が出ます。事前に読んでいないものを、読んだことにはしません。事後の相談そのものは受け付けます
- 調査そのものを代わりに作ってほしい
- 設計の代行はしていません。第三者として読む立場を、作る立場と兼ねられないためです
After the fact
実施してしまってからでも、来てください。
「事前に出せなかったから、もう出せない」にはしません。 それでは後から名乗り出る理由がなくなり、最も第三者の目が必要な場面で、こちらから門を閉じることになります。
拒むのは「事後に、事前の記録を出すこと」です。「事後に相談を受けること」ではありません。
入口は 2,200円(税込)です。事後は状況の聞き取りが要るので、事前より重くなりえます。 重くなる部分を定型の設問にまとめ、まず AI が聞き取ります。そのうえで、人が読む必要がある部分だけを差額としてお願いします。
事後点検の受付を開始する時期は、別途このページに掲示します。
- 01AI インタビュー何を、誰に、どういう形で実施したのかを、定型の設問でお伺いします。 その回答から、同じ形のチェックで扱える案件かどうかを判定します。 2,200円(税込)
- 02定型のチェックで足りる場合は、点検へ差額をお支払いいただいて、人が読みます。合計額が事前レビューより高くなることはありません。差額の額はまだ決めていません
- 03定型に載らない場合は、ここで完結します追加のお支払いはありません。入口の額のまま、推奨のパターンをお渡しして終わります
点検して、指摘がない場合
事後点検の記録をお渡しします
記録には「事後点検」であることが書かれています。 照会したときも種別が出ます。実施前にレビューを行ったことを示すものではありません。
定型に載らない場合
推奨パターンをお渡しします
いま生じている負担、対象者へいま取るべき手当、公表や提出の可否を判断する材料、 次の設計に向けた指摘。この4つを書いてお渡しします。記録(Review ID)は交付しません。過去の実施が適切であったとも書きません。
指摘がある、または苦情が来ている場合
いま取るべき手当をお返しします
対象者への説明、削除、撤回。まずそれを書いてお渡しし、 そのあとの対応は、契約者である保護者の方へ引き継ぎます。
対象者から苦情や問い合わせが来ている場合は、AI インタビューの結果を待たず、 右の扱い(いま取るべき手当をお返しする形)で受けます。 お申し込みのときに必ずお伺いします。
Process
お申し込みから交付まで
- 01お申し込み18歳未満の場合は保護者の方からお申し込みいただきます。実施済みかどうか、対象者から苦情が来ていないかもお伺いします
- 02受付の判定この枠組みで扱えるかを判定します。扱えない場合は、どこへ相談すべきかをお示しします
- 03お支払い前払いです
- 04レビューいただいた文書を読み、指摘と直し方を書きます
- 05結果の交付何を読んだか(文書名とバージョン)、何を見て何を見ていないか、判定、指摘、 Review ID を記載してお渡しします
交付までの期間
通常3営業日以内
繁忙時は最大5営業日
同時にお受けする件数を絞って、この日数を守ります。提出期限が決まっている場合は、お申し込みの際にお知らせください。
What you get
お返しするもの
お渡しするのは、特定のバージョンについて特定の範囲をレビューした、という事実の記録です。 研究が倫理的であることの認証、承認または保証ではありません。
- 判定は3区分
- 指摘なし/要修正/重大な懸念。 いずれも「レビューを行った範囲において」という限定が付きます。 合格・不合格ではありません。
- 指摘には直し方を書く
- 各指摘に、どう直すかの具体的な記述を付けます。ここを省略しません
- 根拠となった条を書く
- 判定の根拠となった基底原則 vε の条を示します。なぜその指摘なのかが辿れる形にします
- Review ID と種別
- 記録ごとに ID を付けます。種別(事前レビュー/事後点検)と状態を照会できます。 計画を変更した場合、記録の記載は変更後の計画には及びません。
結果の文面には、次の定型文が入ります。
本書は、上記に記載した文書の上記バージョンについて、上記の範囲でレビューを行った事実の記録です。 研究全体が倫理的であることを認証、承認または保証するものではありません。 調査の実施に関する責任は、研究を実施する本人および契約者にあります。
Option
研究者に問い合わせる前にも、読みます
探究の途中で、大学の先生に聞いてみたくなることがあります。その一通も、送る前に読みます。探究調査レビューのオプションです。
高校生の側
無視されたら。失礼だったら。
研究者へのメールは小さな冒険です。その不安が、学びの手を止めます。
研究者の側
丸投げ、締切の指定、曖昧な質問。
積み重なると、本来の研究と教育に支障が出ます。
問題は、誰かの善意が足りないことではありません。作法と形式が共有されていないことです。 背景、事前調査、仮説、質問、倫理。この五つの観点から文面を読み、どう直すかを書いてお返しします。
返信は約束しません。研究者へ「つなぐ」こともしません。代筆もしません。
Price
料金
標準パッケージ
所定の様式に収まる計画
5,478円
税込・1件あたり
自由形式パッケージ
定型に収まらない計画。熟練者が個別に読みます
9,680円
税込・1件あたり
オプション
問い合わせレビュー
研究者へ送る文面を、送る前に読みます。1通あたり
3,000円
実施後にご相談の場合
事後点検の入口(AI インタビュー)
定型の設問で状況をお伺いします。点検へ進む場合は差額をお願いします。 受付を開始する時期は、別途このページに掲示します
2,200円
問い合わせレビューは税込・1通あたりです。事後点検の入口も税込です。事後点検の合計額が、事前レビューより高くなることはありません。高くすると、隠した方が安いという設計になってしまいます。
Alternatives
ほかの方法と、何が違うか
- 自分たちで確認する
- 費用はかかりません。ただし、再識別のような見落としは、知っている人でないと気づけません。気づけるかどうかが調べる側の経験に依存します
- 学校の先生に見てもらう
- 文脈を知っている点で強いです。一方で、先生も研究倫理の専門ではありません。判断の根拠を示すことが難しく、担当が変われば基準も変わります
- 弁護士に相談する
- 法的に問題があるかを判断できます。ただし、法に触れないことと、相手に不当な負担をかけないことは別です。逆に当方は法的な評価を書きません。役割が違います
- 大学の倫理審査委員会に出す
- 所属していないと出せません。高校生が個人で出せる委員会は、共同研究の相手がいない限りありません
- 探究調査レビュー
- 公開された基準で読み、指摘に直し方を添え、何を読んで何を読んでいないかを記録に残します。認証はしません
FAQ
よくあるご質問
子どもが自分で申し込むことはできますか。
中学生(小学生)ですが、受けられますか。
レビューを通れば、調査をしてよいということですか。
「重大な懸念」が出たら、返金されますか。
学校に提出する資料として使えますか。
レビューの内容が公開されることはありますか。
回答データを預けることになりますか。
この調査を、レビューに出す
現在は準備中です。受付が開くまでの間も、この調査が対象になるかというご相談は承ります。お子さんの探究でこういう調査を考えているが大丈夫か、という段階で構いません。
レビューを申し込む
- 01お申し込み。18歳未満の場合は保護者の方のお名前で入力していただきます
- 02受付の判定。この枠組みで扱えるかを確認します。扱えない場合はここでお伝えし、費用はいただきません
- 03お支払い。前払いです
- 04資料の提出。調査票、依頼文、同意説明文、データの扱いを送っていただきます
- 05結果の交付。指摘と直し方、判定、根拠になった条、Review ID をお返しします
受付の窓口を準備しています。開き次第、ここから進めるようにします。